Microsoft Visual Studio 2019が正式に公開されたので、通常のインストール方法や、オフラインでインストールする方法を載せておきます。
Visual Studio 2019の新機能については、公式サイトのリリースノートを参照してください。また、Visual Studio 2019では、Mac版も提供されるようになりました。
Contents
Visual Studio Community 2019のダウンロード
MicrosoftのVisual Studioのダウンロードページを開いて、利用したいOS(Windowsなど)を選択して、無料ダウンロードボタンをクリックします。
ここでダウンロードできる実行ファイルは、インストール時に必要なファイルをダウンロードしてくるオンライン版のインストーラーです。オフライン環境でインストールする方法については、この記事の後半で紹介します。
Visual Studio 2019は、異なるバージョンのVisual Studioと共存できます。既にVisual Studio 2017などを導入している場合も、そのままVisual Studio 2019をインストールして併用が可能です。

Visual Studio Community 2019のインストール
ダウンロードしたインストーラー(vs_community__1994777790.1526646170.exe
など)を起動すると、Visual Studio Installerが起動するので、続行ボタンをクリックします。

インストールするコンポーネントを選択する画面が開くので、「ワークロード」や「個別のコンポーネント」からインストールしたいコンポーネントを選択して、インストールボタンをクリックします。
インストールしたい大まかな機能は「ワークロード」で選択して、その後、細かいコンポーネントの指定は「個別のコンポーネント」から選択すると効率的にインストールするコンポーネントを選択できます。

ダウンロードとインストールが自動で開始されます。
画面を見ても分かるように、Visual Studio Installerは、Visual Studio 2017などでも使われていた共通的なインストーラーになっています。

「インストール後に起動する」にチェックを入れておくと、インストール完了後にVisual Studio 2019が起動します。

オフライン版のインストーラーを作成する方法
通常であればオンライン版のインストーラーになりますが、以下の方法で事前に必要なファイルを全てダウンロードしてオフライン環境でもインストールが可能になります。
詳細は、Microsoftの公式ページでも紹介されています。
必要なファイルのダウンロード
このページの最初に紹介している方法で、Visual Studio 2019のオンライン版インストーラー(vs_community__1994777790.1526646170.exe
など)をダウンロードします。
その後、以下のコマンドで必要なファイルをダウンロードします。
以下のコマンドは、全てのファイルをC:\vslayoutフォルダ配下にダウンロードする例です。なお、ここで指定するパスが長すぎるとエラーの原因になるので、パスの長さは80文字以内になるように指定してください。
rem 全てのファイルをC:\vslayoutにダウンロードする場合 vs_community__1994777790.1526646170.exe --layout c:\vslayout --lang ja-JP
オフラインでのインストール方法
ダウンロードが完了すると、指定したフォルダ(C:\vslayoutなど)にセットアップに必要なファイルが格納されています。(全てをダウンロードすると35GBくらいのサイズになります)
後は、このフォルダをオフライン環境の端末などにコピーして、フォルダ直下のvs_communityl.exeなどを実行すれば、オフライン環境でのインストールが行えます。
全てをダウンロードすると35GBくらいのサイズになりますが、必要なコンポーネント(例えば.NET開発用のセット)だけをダウンロードする方法もあります。
必要なコンポーネントを指定してダウンロードするには-add
オプションでコンポーネントを指定します。詳細については、公式サイトの説明を参照してください。