CUDA

nVIDIA CUDA Toolkit 10 のインストール

nVIDIA CUDA Toolkit 9 から CUDA Toolkit 10 に入れ替える方法のメモです。
旧バージョンの nVIDIA CUDA Toolkit をインストールしていない場合も、アンインストールの手順をスキップすれば同じ手順でインストールできます。

2019/2/28時点で、新しいバージョンのCUDA Toolkit 10.1やcuDNN 7.5がリリースされていますが、基本的には同じ手順でインストール可能です。

cuDNNは対応するCUDAのバージョンごとにダウンロードするファイルが異なっているので、CUDA 10.1で利用する場合はcuDNN v7.5.0 for CUDA 10.1をダウンロードするようにしてください。

公式の Windows向けインストールガイド も公開されているので、詳細な部分は公式ガイドを参照してください。

旧 nVIDIA CUDA Toolkit のアンインストール

まずは旧nVIDIA CUDA Toolkitを削除するところから始めます。
なお、公式のドキュメントを見ても「コントロールパネルのプログラムと機能からアンインストールできます」という旨の簡単な説明しかなく、具体的な内容は書かれていません。

コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を選択して、旧バージョンのパッケージを個別にアンインストールしていきます。
右上の検索キーワードに「NVIDIA」と入力し、インストール日でソートするとアンインストールする対象を見つけやすくなります。私の環境では、下の赤枠で囲ったパッケージがアンインストールする対象になります。
※NVIDIA Tools Extension SDK (NVTX)は更に昔に消し忘れていたパッケージだと思われるので、今回合わせて削除しました。

古いコンポーネントのアンインストール

 

パッケージによって、アンインストール時の確認画面が少し異なりますが、確認画面の内容に従って各パッケージをアンインストールしていきます。

古いコンポーネントのアンインストール 古いコンポーネントのアンインストール

 

古いnVIDIA CUDA Toolkitをアンインストールすると以下のようになります。
残っているNVIDIA~という対象は、普通にグラフィックカードを使うためのドライバ類なのでそのままにしておきます。

古いコンポーネントをアンインストールした後

 

手動でインストールしたファイルの削除

cuDNNなど、手動でインストールしているファイルは削除されずに残っているので、手動で削除する必要があります。
今回は、NVIDIA GPU Computing Toolkit フォルダ配下には、手動インストールしたcuDNNのファイルしか残っていなかったので、NVIDIA GPU Computing Toolkitフォルダごと削除しました。

削除されずに残ったファイルを手動削除

 

Windowsの管理者権限の警告が表示された場合は「続行」を押してください。
これで、旧 nVIDIA CUDA Toolkit の削除が完了です。

削除されずに残ったファイルを手動削除

 

nVIDIA CUDA Toolkit 10 のインストール

nVIDIA CUDA Toolkit 10 は利用する環境に合わせて、CUDA Toolkitのページからダウンロードしてください。
今回はWindows 10用に「Windows→x86_64→10→exe(local)」でダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動します。

CUDA10のインストール

 

インストーラーを展開する一時フォルダを指定してOKします。
※このフォルダはインストール完了時に自動で削除されるようです。

展開先のワークフォルダを指定

 

ファイルの展開が終わるとインストーラーが起動するので「同意して続行する」ボタンをクリックします。

ソフトウェア使用許諾契約書への同意

 

カスタム(詳細)を選択して、次へボタンをクリックします。
高速(推奨)でも問題無いとは思いますが、個人的にはインストールするコンポーネントが分からないのは嫌なので「カスタム(詳細)」を選択しています。

カスタムインストールを選択

 

インストールするコンポーネントにチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。
NVIDIA GeForce Experience~は任意で良いかもしれませんが、それ以外のコンポーネントはチェックしておいた方が良いと思います。

インストールするコンポーネントの選択

 

インストール場所も個別に設定できますが、デフォルトの場所で問題無いので、そのまま「次へ」ボタンをクリックしてインストールを開始します。

インストール場所の選択

 

途中でWindowsセキュリティの警告が表示された場合は「インストール」を選択して処理を続行します。

セキュリティ警告が表示された場合にインストールを選択

 

Nsightをインストールした場合は、Nsightのサマリが表示されるので「次へ」ボタンをクリックします。

Nsightのサマリ

 

インストールが完了したら「閉じる」ボタンをクリックしてインストーラーを閉じます。
nVIDIA GeForce Experienceの起動オプションなどは好みで選択してください。

CUDA10のインストール完了

 

cuDNN の手動インストール

cuDNNなど、一部のコンポーネントは nVIDIA CUDA Toolkit に含まれていないので、個別にインストールする必要があります。
※cuDNNを使わないのであれば、この作業は不要です。

nVIDIAのcuDNNのページから、CUDA 10用のcuDNNをダウンロードします。
なお、cuDNNをダウンロードするにはnVIDIA Developer Program Membership 登録(無料)が必須になります。

ダウンロードしたcuDNNのzipファイルに「bin, include, lib」フォルダが含まれているので、このフォルダをnVIDIA CUDA Toolkit 10 のフォルダに上書きコピーします。

cuDNNの手動インストール

 

インストール後の確認

上記の作業で、nVIDIA CUDA Toolkit 10.0 と cuDNN のインストールが完了です。
Visual Studio を起動すると、CUDA 10.0 のプロジェクトテンプレートや、Nsightのメニューが登録されているのが確認できると思います。

Visual Studio 2017の画面

各種サンプルも(デフォルトでは)「C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\CUDA Samples\v10.0」にインストールされているので、CUDAを利用する上では参考になると思います。